英語とゴルフ

⑥日本人と中国人(「他人との距離感について」の認識)

昨今はコロナのため「ソーシャルディスタンシング」を保つように言われていますが、中国人の「人との距離感」は非常に近いことに驚かされました。例えば、エレベータに乗るとします。私が最初の乗客であれば、四角いエレベータ内の4隅のどこかの1隅に位置します。次に入ってくる乗客は他の1隅に位置し、次の乗客が3隅目くらいに位置したところであとは適度に距離を取りながらランダムにといった感じなのが普通のように思います。ところが、中国では2番目の乗客は1番目の私のすぐ隣にほぼくっついたように位置します。次もそうで、順番に空間が詰まっていきます。想像してください。他に空間があるのに、すぐ隣に位置してくることを。この人何か仕掛けてくるのではと警戒しますよね。しかし、そうではないのです。これが中国人の「人との距離感」です。

また、職場で書類にわからないところがあって人に聞いた時、親切に書類をのぞき込んでどこがどうなのか見に来ることを想像してください。私たちはその場合顔と顔の距離は最低でも30センチくらいは取ると思いますが、中国では10センチくらいまで平気で近寄ります。まず、このように物理的な距離感への認識に差があります。さらに心理的な距離感についても同じです。日本でも、これはここだけの話とか秘密を打ち明けてもいつの間にか広まっているということが良くありますが、中国の場合秘密は一瞬で伝播します。結婚、妊娠、進級・進学、就職といったおめでたいことはまあいいとしても、会社の機密や悪事・賄賂・降格・クビといったしかるべき時期にオープンすることを計画していることでも、一瞬に広まってしまいます。人との心理的な距離感の認識について、日中の違いを知っていないとひどいことになることがあると思っておいた方がいいですね。今日はここまでで、次回は「中国人の日本人への印象」について書いていきたいと思います。