英語とゴルフ

⑨日本人と中国人(反日デモ)

私が中国にいた2012年に尖閣諸島(中国では魚釣島といっています)問題で、中国全土で反日運動が勃発したことがありました。中国では時の政権は、内政がうまくいかなくなった時にしばしば「反日運動」をあおって国民のガス抜きをするのは常套手段なのですが、2012年もそうでした。日本車が壊されたり、日本経営のデパートや日本料理店が襲撃されたり、結構大きな騒動でした。しかし、直接日本人を襲うことはまずありませんでした。国際問題になりかねないので、これは当局も厳重に取り締まっていたのです。襲われた日本車の所有者は中国人であり、日本のデパートや日本料理店の従業員は中国人なのです。犠牲者は中国人の彼らです。また加害者も中国人でした。反日運動と言いながら、中国人同士のいざこざのようなものです。私は騒動の様子をそっと見に行きました。そこでこんな光景を目にしました。反日デモをさせるためにブローカーが仕切って、バス数台で何百人という中国の若者をいなかから都会に連れ出し、デモに出発する前にバスを降りる所で一人一人に弁当と賃金として50元(800円くらい)を渡していました。そして、若者たちは街に繰り出し反日プラカードを掲げシュプレッヒコールを叫んでいたのです。しかし、ある決められた時間になったらまたバスに乗り込み帰っていきました。まあ、思想があるわけでもなくアルバイトです。また別の例ですが、私はタクシーに乗っていたところ、「魚釣島(尖閣諸島)は中国のものだ」と大きく書かれた看板が道路わきに掲げられていたのを見つけました。運転手に「魚釣島はどこにあるか知っているか」と聞いたところ、「知らないが、中国の内部にあるのに日本が中国の領土を乗っ取ろうとしている」と怒って言うのです。とにかく、国中プロパガンダで洗脳されているのだと感じました。もう少し、国対国というより国民一人一人がお互いのことを知ったうえで、国の施策について冷静に考えた方がいいと思うのですが。日本でもある意味似たような状態です。しっかりした教育にもとづいた冷静な認識が必要ですね。今日はここまでで、次回は「中国のすごいところ」について書いていきたいと思います。