人それぞれ立場や考え方が違うのですから、スモール起業についても、人それぞれ異なるということになります。

但し、あなたにとって最適なスモール起業とは何であるかを導くための共通のプロセスはあります。

このことについて、よろしければ、具体的に個別面談をとおして、お話しさせていただきます。

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60歳前後の会社員の方たちへ

~ 定年や再雇用での退職・・その後の生活を考えてみましょう ~

 人生100年時代ともいわれる現代において、会社員・公務員の方たちは60歳での定年退職、

あるいは65歳での再雇用の終了、そして、その後に長いセカンドライフがあるわけです。

このセカンドライフをどう過ごすかについて、考えてみましょう。

 まず、寿命です。もし、あなたが65歳の男性だとすると、あと20年のセカンドライフがあるわけです。

 男性女性
2021年平均寿命81.5歳87.6歳
65歳の 平均余命85歳90歳

2021年厚生労働省 簡易生命表

平均余命とは、その年齢の人が生きられる年齢の平均値で、平均寿命とは0歳児の平均余命です。

したがって、今、65歳のあなたの生存平均年数は男性20年、女性25年ということになります。

収入

 次に、収入について考えてみます。

会社員や公務員だったあなた方は、これまで、歳とともに給料が上がってきた方が多いと思いますが、

50歳を過ぎたころから順次下がっていきます。

➀ 50歳半ば・・・「役職定年」2~3割ダウン

➁ 60歳・・・「定年、再雇用」4~5割ダウン

(定年時、退職一時金を得ることができるが、ローンの返済や老後資金準備として残す)

③ 65歳・・・「退職」年金だけの生活

(平均的な年金収入は、夫婦合わせて月に25万円、余裕ある生活のための支出は33万円と言われます。

すると、あと20年、2,000万円不足するわけです)

年金収入不足分

年金収入で不足する分は、それまでに貯金しておくか、なるべく長く働いて収入を得るかということになります。
60歳定年以降の就労状況は、

*60歳の定年以降も8割の人が働きたい。理由は、生活費、生活のハリ。

 (他の選択肢より年収条件がいいので、再雇用希望が第一位)

*65歳になると雇用者の3/4は非正規社員(契約社員やパートなど)。

いずれにしても、定年後は、のんびりと悠々自適に過ごせる方は少なく、

まだまだ、何らかの形で働いて収入を得続けなければならないわけです。

退職後を生き生きと過ごすためには

・これまで見てきたように退職後の生活には「収入」と「仕事」が大切です。

しかし、人生100年時代、大きく増える自由時間の「生き方」について考えることも、大変重要になります。

・退職後には、自分が望む「やりたいこと」を、自分らしくのびのびとやりたいものです。

・退職後の人生への移行でつまずく人の多くは,在職中の人生の大半を会社員という

唯一のマインドで生きてきた人たちです。会社以外の生活が、家庭を含めてなかった人たちです。

退職後の人生にはどのようなものがあるのか

・退職後の人生後半は、「やらぬ後悔より、やる後悔」で行きたい。悩んだら行動した方が楽しい。

・定年後は「やってみよう!」と「なんとかなる!」で幸せに過ごそう!

起業について考えてみましょう

定年後、再雇用にしても、再就職にしても、いずれ再び退職となるわけです。

では、退職を人から強制されない立場になるには、何もせずそれこそ悠々自適生活か、

自ら起業するか、しかありません。

ここでは、定年後は「人の役に立つ仕事や社会への貢献が幸せに繋がる」ということを考え、

退職後の起業について、考えてみたいと思います。

日本政策金融公庫総合研究所2022年度起業と起業意識に関する調査(2023年1月)によると、

起業した理由を調査してみると、

・自由に仕事がしたかった

・仕事の経験・知識や資格を生かしたかった

・時間や気持ちにゆとりが欲しかった

・事業経営という仕事に興味があった、などです。

会社員が陥りやすい起業の間違いパターン

・間違いパターン1:「資格を取れば起業できる」。

資格というのは「足の裏についたご飯粒のようなもの」という言葉があります。

「取るまでには気になって仕方ないけど、取っても食べられない」という意味です。

資格さえ取れば起業ができるという思い込みは捨てましょう。

・間違いパターン2:すぐに始められる代理店ビジネスにとびつく。

保険の代理店やフランチャイズ。Aという会社から預かった商品を売って、

手数料をもらうというビジネススタイルです。

手っ取り早く始められますが、本質的には会社員の仕事と同じです。

スモール起業について

セカンドライフはやり直しがききません。特に、なけなしの退職金を全部なくしてしまうなどの、

大きな投資は避けるべきだと思います。

そのためには、初期投資がかからない、あるいは少額で済むものを選ぶことが大切です。

貯金が減らない程度の収入を得る、具体的には月25万円ほどを週2・3日の労働でかせぐ。

こうすれば、年金と合わせ50万円ほどになり、金銭的に余裕のある生活ができる。

(厚生年金と総報酬月額の合計が50万円を超えると、厚生年金の受給額が減ります。)

また、時間的余裕も確保でき、退職の時期も自分で決められます。

具体的にどうするか

さて、ここまで、定年や再就職後の退職の後の生活について、考えてまいりました。

定年後は「人の役に立ち、社会への貢献できる」退職後のスモール起業は良い手だと思います。

それでは、具体的にどうすれば良いかという話になるわけですが、

人それぞれ立場や考え方が違うのですから、スモール起業についても、人それぞれ異なるということになります

。但し、あなたにとって最適なスモール起業とは何であるかを導くための共通のプロセスはあります。

このことについて、よろしければ、具体的に個別面談をとおして、お話しさせていただきます。

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